セルフヘルプグループについて
言葉の意味を考えてみる
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「セルフヘルプグループ」もしくは「自助グループ」という言葉を最近、目にしたり、耳にしたりする機会が増えてきました。なんとなく言葉の意味はわかるような気がしますが、くわしい内容についてはまだ知られていないようです。
セルフヘルプとは? 自助、自立とは?
セルフヘルプグループの意味をさぐっていきたいと思います。
 
セルフヘルプグループの種類から考えてみる
セルフヘルプグループという名前の団体があるのではなく、個々に活動するグループの総称です。それではどんなグループがあるのか挙げてみましょう。グループの種類からセルフヘルプグループの位置付けが見えてくるはずです。
 
心や体に病気や障害のある人たちのグループ
難病などの病気の人たちのグループ
手術や事故の後遺症を持つ人たちのグループ
精神障害を持つ人たちのグループ
知的障害を持つ人たちのグループ
アルコール、薬物、摂食障害、ギャンブル等の依存症や嗜癖(しへき)のある人たちのグループ
不登校や中退、出社拒否、閉じこもり等の状況にある人たちのグループ
人間関係に悩む人たちのグループ
DV(ドメスティックバイオレンス)や幼児虐待など、虐待してしまう人たち、虐待される人たち、虐待されたことのある人たちのグループ
心の問題を抱える人たちのグループ
性同一性障害など、性の問題で悩む人たちのグループ
子供や配偶者を亡くした人、離婚した人たちのグループ
寝たきり高齢者、痴呆性高齢者の介護者のグループ
上記の人たちのグループの家族会など、種類はこの他にもあります。
*ここに挙げたのは全国のセルフヘルプグループの一部であり、 徳島県内にすべての種類があるわけではありません。
 
セルフヘルプグループの共通点を考えてみる
セルフヘルプグループの種類は、さまざまな分野に分かれています。それだけに活動内容は、それぞれのグループが向き合っている状況によって大きく違っています。しかし共通点もあります。それは同じ体験をした人たちが出会い、悩みや苦しみ、また自分がどうやってその苦しみを乗り越えようとしているかという、気持ちをわかち合っているということです。また、セルフヘルプグループは役立つ情報を知らせ合うという広報的な役割も持っています。
 
セルフヘルプグループを一言で説明すると
セルフヘルプグループとは、「共通の体験」を通じて活動し、自分自身の生き方を見出していくグループ。
 
セルフヘルプグループに入りたい
同じ体験をした人でなければわからない悩みや苦しみを静かにわかち合うグループもあれば、常に新しい情報を求めて精力的に動いているグループもあります。「共通の体験」を通じて活動し、自分自身の生き方を見出すためにセルフヘルプグループに入ることも一つの自己選択であり、新しい生き方を歩み始める一歩です。このホームページに収録した徳島県内のセルフヘルプグループ一覧をご活用ください。また徳島県地域福祉権利擁護センターでもご相談を受け付けています。
 
社会福祉法人 徳島県社会福祉協議会 徳島県地域福祉権利擁護センター
〒770-0943 徳島市中昭和町1丁目2 徳島県立総合福祉センター3F
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